イタリアスキー紀行 (その5)

◆マルモラーダ氷河

4日目は、マルモラーダ氷河へスキー遠足です。
前日、チューンアップをお願いしておいた板が、ホテルのスキーロッカーに届いていました。新品のようにエッジがピカピカになった板で滑るのは、ちょっと嬉しい。
日本だと1万円近くかかるチューンアップも、ここなら27ユーロ。夕方お願いして、その日のうちに完了してホテルに届けてくれるのは、本当にありがたいですね。
この日も、バスをチャーターしでアラッバへ。セラロンダの時に眺めたマルモラーダ山の氷河を、実際に滑るのです。

ゴンドラやリフト、ロープウェイを乗り継いでマルモラーダの山頂付近までたどりついた時は、もうお昼近くなっていました。リフト1本滑り降りるのも、すごい距離だし、山頂行きのロープウェイは、またまた長蛇の列だし、けっこう遠かったな〜。






長いロープウェイを2本乗り継いだところで、ランチタイム。
頂上までは、あと1本ロープウェイに乗らなくてはいけないのですが、その前に休憩をとることになりました。最後のロープウェイ乗り場にある、展望台を兼ねたような、小さなカフェテリアです。
さすがドロミテで1番高い山だけあって、すでにセラ山塊やサッソルンゴが見下ろせます。前日は、あのあたりを滑っていたのかと思うと、感動的ですね〜。マルモラーダに登るなら、セラロンダを体験した後をおすすめします。



一見ミートボールみたいだけど、食感はニョッキに近い感じ。
ポテトとチーズが、主な材料なんじゃないかな。



軽くランチをとった後、最後のロープウェイに乗り込み、マルモラーダの山頂へ。ロープウェイを3本乗り継いで上がるゲレンデなんて、日本じゃまずあり得ないですよね〜。
ちなみに、マルモラーダの標高は3342m。富士山の山頂に立ってるようなものです。
山頂付近は氷河で、氷河の上を滑り降りるのですが、このコースの急で長いことといったら。なにしろ、ロープウェイ1本分の距離がありますからね。


中央に見えるのが、セラ山塊。