イタリアスキー紀行 (その4)

◆セラロンダ

3日目は、このツアーのハイライト、セラロンダ。
ドロミテの真ん中あたりに、セラという大きな山塊があります。セラロンダとは、このセラ山塊の周囲約40Kmを滑りながら巡る、スキーヤー憧れのツアー。セラ山塊やその周囲の景色を楽しみながら、リフトやゴンドラを乗り継いで、1日かけて滑ります。
この日も朝から雲ひとつ無い青空で、セラロンダにふさわしいお天気。よくここまで良いお天気が続いてくれるもんです。


セラロンダのスタート地点アラッバまでは、ホテルからバスをチャーターして1時間程。
アラッバのロープウェイに乗り込み、山頂へ上がると、目の前にセラ山塊とマルモラーダの氷河が現れます。その素晴らしい景色に感動しながら、セラロンダのスタートです。



ゲレンデのあちらこちらには、「SELLARONDA」と書かれたオレンジ色の表示があります。
これを目印に滑ればOK。




様々な表情を見せるセラ山塊とサッソルンゴ山。
この素晴らしい景色も、このお天気あってのもの。感謝しなくちゃね。






ほぼ半分まできたところでランチタイム。ガイドさんおすすめのレストランだけあって、なかなか美味しいパスタだったな〜。
セラ山塊が目の前に見えて、ロケーションも最高。




ほうれん草のニョッキ


キノコのソースのタリアテッレ


デザートはアップルパイにカプチーノ


ランチの後の、残り半周は、ちょっと長く感じました。
猛スビードでスッ飛ばしてくる現地のスキーヤーに気をつけて滑らないといけないので、けっこう疲れます。
また、長蛇のリフト待ちも、少々うんざり。リフト待ちなんて、最近の日本には無い現象です。
でも、疲れたなんて言っていられない。バスはスタートしたアラッバで待っているので、何がなんでもアラッバまでたどりつかなくちゃ。


アラッバの街の教会の塔が見えたときは、なんかホッとした。ゴールした時は、もう夕日が落ちて、薄暗くなってましたから。
それにしても、セラロンダなんて、最初に誰が考えついたのでしょうね。


この日のディナーは、ホテルではなく、外のレストランでした。
アグリツーリズモという、農家の直営のレストラン。そこの牧場や畑でとれた、新鮮な素材を使ったお料理をいただくことができます。
ホテルからタクシーで15分程で目的のレストランに到着。タクシーを降りると、ヤギや牛たちのお出迎えに、皆大喜びです。







生ハム


ミートソースのタリアテッレ、マッシュポテトを挟んだ丸いパスタ


グラーシュ(ビーフシチュー)とポレンタ




このレストラン、うさぎたちが帰るときは満席で、席が空くのを待っている人もいました。けっこう人気店らしいです。
山の中だから、当然外は真っ暗で、どんなところだったのか全くわからなかったので、どうせなら昼間に来たかったな〜。